① 対象となる患者さん(研究の目的、臨床情報の利用目的及び利用方法)
C型インフルエンザは発熱と鼻汁と咳を主な症状とする呼吸器感染症の一つですが、A型やB型インフルエンザほど知られていません。肺炎や中耳炎を起こしているお子さんからC型インフルエンザウイルスがみつかる場合があり、このウイルスに感染した時の症状や経過を知る事はとても大切であると考えています。そこで、山形県でこれまでにC型インフルエンザウイルスがみつかった患者さんを対象に臨床情報の収集を行い、診断や治療に役立てる事を目的としています。
② 利用する臨床情報
2005年(平成17年)1月から2023年(令和5年)12月の間に受診して鼻咽頭ぬぐい検体を提供され、C型インフルエンザウイルス感染症と診断された方が対象です。
利用する臨床情報は、鼻咽頭ぬぐい検体と、年齢、性別、診断名、臨床症状、家族内感染の有無、検査の記録、投薬情報、既往歴、居住地(市町村まで)、通園・通学施設です。
※患者さん個人が特定できる情報は研究には利用しません。また、研究データ上にも残りませんので、本研究から患者さんの個人情報が流出することはありません。なお、研究の成果を公表するときにおいても個人情報が漏出することはありませんので、患者さんに危険や不利益が生じることはありません。